JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は8月26日、現在、期間限定で発売している中央線の「自由席特急料金回数券」に代わる新たな回数券として「中央線料金回数券」を発売すると発表した。
中央線特急列車「あずさ」号、「かいじ」号については2006年10月、乗車区間が50キロメートル以内の自由席特急料金を一律500円に設定。今年1月にはこの50キロメートル以内にあたる「八王子・立川~東京・錦糸町間」を対象に、通常料金より1回あたり30円安く設定した「自由席特急料金回数券」を期間限定で発売し、好評を博した。5月からは有効期間を2週間に延長した回数券を再度発売。9月30日まで販売する予定となっている。
新しい回数券はこの「自由席特急料金回数券」を引き継ぐ形で登場。これまでの期間限定から通年販売とするほか、利用区間に合わせて4つのプランを設定。対象区間も、乗車区間が50キロメートルを超える中央本線・大月、甲府、竜王のそれぞれの駅まで延伸するなど、幅広いニーズに応える。
回数券はすべて4枚つづり。「八王子・立川~東京・錦糸町間」はこれまで通り1枚あたり30円安い1,880円で販売。「大月~東京・錦糸町間」は通常料金900円のところを1枚あたり50円安い3,400円で販売する。甲府駅、竜王駅からの場合は「甲府・竜王~立川間」と「甲府・竜王~東京・錦糸町間」の2種を用意。立川までの場合は通常料金900円のところを1枚あたり50円安い3,400円で、東京駅までの場合は通常1,300円のところを1枚あたり200円安い4,400円で販売する。
有効期限はこれまでの2週間から1カ月間に延長。駅に設置する「指定席券売機」のみで取り扱い、みどりの窓口や通常の券売機では販売しない。
販売は10月1日から。