八王子市内の「日本遺産」関連施設を巡る「日本遺産スタンプラリー in 八王子」が8月1日、始まった。
街中にある「電線地中化用機器」を日本遺産の構成文化財の紹介でラッピング
11月4日・5日に東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3)で「日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子」が開催されることを受け、先行して実施する。主催は八王子市。
期間中、八王子市内にある日本遺産に関連する施設などを巡ってスタンプを集めてもらう。5つあるスタンプを台紙に重ね押しすることで、1つの作品が仕上がるようにした。
現在は「霊気満山(れいきまんざん)高尾山」の構成文化財でもある「八王子まつり」をテーマに実施。台紙とスタンプは「はちはく」の愛称で知られる「桑都日本遺産センター 八王子博物館」(子安町4)、八王子観光コンベンション協会、八王子駅前の観光案内所「八王子インフォメーションセンター」(旭町)、「まちなか休憩所 『八王子宿』」(中町)に設置している。「はちはく」には2つのスタンプを用意した。今月31日まで。
9月1日からは、国指定史跡で日本遺産を構成する文化財である滝山城跡(高月町)を、10月1日からは、同じく国指定史跡で構成文化財でもある八王子城跡(元八王子町3)を、それぞれ題材にして行う。八王子まつり、滝山城跡、八王子城跡のスタンプ台紙3枚をつなげると1枚の絵が完成するという。それぞれ10月31日まで。
高尾山を題材にした地域型のストーリーを持つ都内初の日本遺産「霊気満山高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」の認定は2020年6月。現在、多摩地区最大の山車まつり「八王子まつり」が今月4日~6日に行われたのに合わせて、八王子駅北口エリアに点在する電線を地中に収容するために地上に設ける「電線地中化用機器」に同遺産の構成文化財を紹介するラッピングを施すなど市民らに向けたPRも進めている。