エレベーターの操作盤や表示機などの製作を手がける「島田電機製作所」(八王子市大和田3)が12月20日、原寸大のエレベーターのボタンをキーホルダーにした「金のボタン」を発売した。
エレベーターで使われる本物のボタンをキーホルダーにするなどオリジナルグッズを販売している同社。今回は来年のえとである「たつ」にかけて、白竜・黒竜をテーマにし、立身出世などの思いを込めたキーホルダーを年末年始限定商品として売り出す。
キーホルダーは白・黒の2色を展開し、金色の「開」ボタンを取り付けた。同社は竜を「全てのパワーの源、運気・生命力上昇」と説明。白竜は「地道に努力する人を好み利益を授ける」、黒竜は「決断・信念・覚悟・精神的成長・変化」、「開」のボタンは「開運、未来が開ける」、金色は「運気の流れを良くする、物事の繁栄」の意味があるとしている。
製品には竜に扮(ふん)した自社のマスコットキャラクター「ボタンちゃん」をデザインした、2024年の運勢を占ったおみくじを付ける。同社広報担当者は「今まで応援していた受験生のみならず、就活生や社会人の皆さまの応援にも力を入れていく。ユニークな竜神さまが送る島田電機オリジナルの2024年特別おみくじをぜひ楽しんでほしい」と話す。
販売を前に「ボタンちゃん」が、でき上がったキーホルダーと共に同社近くの日枝神社(大和田町4)を参拝した。担当者は「キーホルダーに強い思いを込め、世界中で頑張る皆さまを応援する。夢に向かって頑張っている方や、2024年の運気を上げたい方にピッタリのお守りキーホルダー」と話す。
1933(昭和8)年創業の同社。エレベーターホールに設置される到着灯や押しボタンなど、エレベーターの意匠にまつわるさまざまな製品を手がける。実際に使われているものに加え、「お客さまの年収では押せません」「マヨネーズボタン」「休み延長」などオリジナルのエレベーターのボタンを1048個展示する「1000のボタン」を工場内に設けていることなどでも知られる。
価格は1,880円。各色100個を同社ネットショップで販売する。