京王電鉄が3月13日、運営する子ども向け全天候型遊戯施設「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」(日野市程久保3)に新アトラクション「HUGTRATOPS(ハグトラトプス)」を新設する。
2018(平成30)年に京王線・多摩動物公園駅前にオープンした同施設。生後6カ月~小学生までの子どもを対象とした全天候型遊戯施設で、今回屋外に「アスレチックタワー」と、さまざまなアトラクションからなる「キッズコース」を設ける。
新アトラクションは、独「KristallTurm」が開発し、テーマパークの企画、設計などを行っている「SEアミューズメント」(横浜市中区)が手がけた。高さ約16メートルの「アスレチックタワー」は、6角形を3層に積み上げた構造で、37種類のアスレチックアイテムを設置する。難易度は上級・中級・初級の3種類あり、同社広報担当者は「足元が不安定になるほど難易度が上がる」と説明する。
最上層には「ハンギングチェア」を備え、「最上層部分では向かい側にある多摩モノレールと同程度の目線となるため、ここでしか味わえない爽快な展望を楽しむことができる」と担当者。「家族や友人、会社の同僚など幅広い層の方々が、遊びながらコミュニケーションを深めることができる」とも。身長125センチ以上、体重120キロ未満の人が対象。小学生までは18歳以上の保護者の同伴が必要。
ジップラインなどを設けた高さ1メートル強のコースを一筆書きで進む「キッズコース」は、「フォトスポットに最適なレインボーなど多彩なアトラクションを体験できる」と説明する。対象は身長100センチ~140センチ未満、体重40キロ未満の人。利用には保護者の同伴が必要。
料金は、「アスレチックタワー」が中学生以上=3,000円、小学生以下=2,000円。「キッズコース」は1,500円。利用にはチケットサイト「アソビュー!」を通して、事前の予約、チケットの購入が必要。受け付けは3月1日12時開始予定。
同施設に隣接する鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(程久保3)も3月13日、新たに「プラレールペイント工房」を設けるほか、「ハグハグ」との共通入場システムなどを導入する。
両施設のリニューアルに合わせ、3月13日9時からオープニングセレモニーを行う。同日は、日野市で育ったという、タレントのほいけんたさんによる「凱旋(がいせん)ものまねステージ」を11時、15時30分の2回行う。「京王れーるランド」「ハグハグ」「ハグトラトプス」の3カ所を巡るスタンプラリーも始める。
同20日は、タレントの豊岡真澄さんと、タレント事務所「ホリプロ」の副部長マネジャーで鉄道ファンとして知られる南田裕介さんによるトークショー、京王電鉄のキャラクター「けい太くん」などが出演するキャラクターグリーティングを開催する。3月1日から高幡不動~多摩動物公園間を結ぶ京王動物園線で、オリジナルヘッドマーク付き列車を運行するなどさまざまな関連イベントも行う。