エレベーターの操作盤や表示機などの製作を手がける「島田電機製作所」(八王子市大和田3)が5月14日、同社工場内にアミューズメント施設「OSEBA(オセバ)」を7月に開設すると発表した。
会社の歴史やものづくりについて知ることができるコーナーを用意
1933(昭和8)年創業の同社。エレベーターホールに設置される到着灯や押しボタンなど、エレベーターの意匠にまつわるさまざまな製品を手がける。工場見学のコースの途中にエレベーターのボタンを1048個展示する「1000のボタン」を設置。国内外のエレベーターで実際に使われている物に加え、「お客さまの年収では押せません」「マヨネーズボタン」「休み延長」など一般からアイデアを集めたボタンを展示している。
今回は「押す」をテーマにさまざまな体験コンテンツを展開する。「1000のボタン」、30秒でボタンをどれだけ押せるか試すコーナー、デジタルアート空間を体験できる「ミラールーム」、クレーンゲームに加え、同社の歴史や製品が完成するまでの流れを知ることができるコーナーや、ミニクイズにチャレンジできるコーナーなどを用意する。
同社広報担当者は「これまで行ってきたファンづくり活動の集大成として、さまざまな思いを込めて企画した。当施設を通じて、『当選確率は1%、日本一予約の取れない工場見学』と紹介されるまでになった当社の工場見学で一番の人気コンテンツ『1000のボタン』を多くの方々に楽しんでいただけたら」と話す。
6月19日から同25日までプレオープン、7月1日グランドオープンの予定。入館料は、大人=1,000円、子ども=500円。入場には事前申し込みが必要で、予約は「6月中旬から受け付けを始める予定」と担当者。