プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が7月1日、2024-25シーズンのスローガンを「39000(サンキューオーオーオー)」に決めたと発表した。
今秋からプロ参戦10年目のシーズンを迎える同チーム。チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)の担当者は今回のスローガンについて、「これまで東京八王子ビートレインズに関わった全ての皆さまに感謝を伝えるシーズンにしていくという意味がある」と説明する。
現在、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が運営する「B1」「B2」、ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)が運営する「B3」に分かれているが、2026年から「Bリーグ PREMIER(プレミア)」「Bリーグ ONE(ワン)」「Bリーグ NEXT(ネクスト)」の3カテゴリーに再編され、全てをJPBLが運営する。
ビートレインズはリーグ再編時点で「Bリーグ ONE」への加入を目指しており、同カテゴリーに仮入会するためには、2024-25シーズンの3月末時点で平均入場者数が1500人以上であることが求められている。そこで、今回のスローガンにはホームゲームの平均来場者数を1500人、総来場者数を3万9000人にするという思いも込めた。
THTマネジメントの室舘勲社長は「『2026年のBリーグ ONE参入』を成し遂げることこそが、今まで東京八王子ビートレインズに関わってくださった全ての方々への恩返しになるという思いで決めた。皆さまと共に『10年目が未来に向けた『最幸』のシーズンだった』と思えるようスタッフ一同、まい進していく。債務超過の解消と3万9000人の来場を実現し、皆さんと積み上げた力で、2年後、『Bリーグ ONE』で皆さんと一緒に戦えることを願っている」と話す。
入場者数については、Bリーグの島田慎二チェアマンが6月19日、Xにビートレインズなどのチーム名を列挙し、「ファン・ブースター、クラブを応援いただいているすべての皆さま、2024-25シーズン、スタートダッシュが大切なんです。お力添えを何卒よろしくお願いします」(原文ママ)と投稿していた。
同チームは今秋から始まる2024-25シーズンもB3リーグで戦う。ヘッドコーチに今春まで金沢武士団のヘッドコーチを務めていた三木力雄さんを新たに迎えるほか、6月29日には2018(平成30)年にチームをB2リーグ昇格に導いた石橋貴俊さんがアソシエイトコーチ兼アンバサダーに就任することを発表した。