「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」(中央区)が7月5日、「八王子キャンディー」の販売を始めた。
八王子産パッションフルーツを使った同商品は元々、「八王子キャンディ」の商品名で、缶入りあめ「サクマ式ドロップス」などの商品で知られる「佐久間製菓」が製造販売していた。
佐久間製菓は八王子に工場を持ち、「メード・イン・八王子」のキャッチフレーズを掲げ、同商品のほか「八王子はちみつのど飴」など地元を発信する商品の開発を行っていたが、昨年1月に廃業した。「サクマドロップス」「いちごみるく」を製造・販売するサクマ製菓(目黒区)は別会社となる。
今回は八王子市七国に工場を持つ榮太樓總本鋪が佐久間製菓からレシピを受け継ぎ商品化。八王子市内で採れたパッションフルーツを材料に使い、あめにした。パッケージには佐久間製菓のロゴや八王子市の観光キャラクター「はっちお~じ」、個包装には「八王子LOVE」「八王子魂」などのメッセージをデザインした。
同社広報担当者は「同じ八王子市に工場を持ち八王子を共に盛り上げてきた榮太樓が佐久間製菓からレシピを受け継ぎ、『八王子キャンディー』として再登場。八王子の原料を使って、八王子の工場で作った、八王子愛が詰まったキャンディ」と説明する。
全国のスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアで販売する。希望小売価格は238円。