JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は10月から、毎月第2火曜日に八王子駅の自由通路を利用して地元八王子で採れた農産物を販売するイベントを行う。
八王子駅の自由通路は駅改札口に加え、「そごう八王子店」「八王子NOW(ナウ)」とも接続。人通りも多いことから、さまざまなイベントが行われている。
八王子駅が開業120周年を迎えた8月11日、同所で「中央線開業120周年記念」イベントを実施。市と連携して八王子産農産物の販売会を行った。販売会ではブルーベリーやブドウ、ナス、モロヘイヤなど、市内で採れた約20種類の夏野菜や果物を販売。同社広報課の担当者はこのイベントについて「お客さまに大変ご好評をいただいた」と振り返る。
これを受け、同社では定期的に農産物の販売会を行うことを企画。「『駅』という多くのお客さまにご利用いただいている場所で、八王子産の農産物を販売することにより、八王子の地元の農家が育てた採れたての新鮮な農産物を知っていただくとともに、地元で採れた農産物を地元で消費していく『地産地消』の推進と、お客さまに喜んでいただける商品の提供を行う」(同)。
販売を担当するのは市内の女性農業者によって2001年に結成された「八王子ぷりんせすマーケット」。現在15人が参加し、仲卸業者や食品メーカーと手を組みオリジナルのレトルトカレー「ぷりんせすカレー」を開発、販売するなど活動を行っている。
開催日は当初、「八王子にちなんで8日という案もあった」が、結果的に荷が集まりやすい火曜日の実施が決まった。現在、来年3月までの開催日を発表しているが、「来年度以降も開催を予定している」という。
1回目の販売会は10月13日に実施。以降、11月10日、12月8日、2010年1月12日、2月9日、3月9日の各日を予定。開催時間は12時~17時だが、商品がなくなり次第終了する。