そごう八王子店(八王子市旭町)で10月21日、新潟県の名産品が一堂に会する「大新潟物産展」が始まった。
同店で新潟県をテーマにした物産展を開くのは今回で4回目。「米どころ新潟にスポットを当てた物産展を思いついた」と同店販売促進担当の宮坂さん。県内での産業活性化を進めている「にいがた産業創造機構」と、全国各地で新潟に関する観光展、物産展を行っている大新潟まつり実行委員会が主催する。
今回は県内から飲食店など計62社が参加。同店は「多摩地区最大級のスケール」とアピールする。このうち5社は今回初参加。中には、江戸時代末期に創業し、「越後雪紅梅」などのブランドを持つ長谷川酒造(長岡市)や酒、しょうゆ、ケチャップなどで作ったタレでカツを煮込む新潟オリジナルのカツ丼「タレかつ丼」を提供する「穂菜味亭」(村上市)、ワイン入りのしょうゆ調味料などを取り扱う「コトヨ醤油醸造元」(阿賀野市)など個性に富んだ店も。
新米シーズンに合わせ、「うおぬま倉友農園」(南魚沼市)では塩沢産コシヒカリの新米「はざ掛け米」(5キログラム、6,930円)100袋を限定販売。今年初参加の青果の卸売り店「山文大同青果」(新潟市)は期間中、里芋「きぬおとめ」をはじめとした取れたての野菜を毎朝八王子まで直送し販売するなど、新鮮さも目玉も一つにしている。
イートインスペースでは「小千谷そば和田」(小千谷市)が「へぎそば」(2人前、1,575円)を販売。「がんこ屋」(新潟市)が麺にコシヒカリ米を練り込んだ「米粉ラーメン」(881円)を、「えちごよしいけ」(新潟市)が「越後海鮮丼」(1,575円)を用意するなど、新潟発の食材を楽しめる。開催時間は11時~19時30分。
今回はJR東日本が現在実施している観光キャンペーン「新潟ディスティネーションキャンペーン」に合わせ、同展での3,000円以上の購入客を対象にJRの旅行商品「びゅう新潟・庄内」を5%引きで販売する企画も。宮坂さんは「(八王子駅と接続する)2階コンコースで物産展、観光、びゅう商品をPRしながら相乗効果を図っていく」と意気込む。
開催時間は10時~20時(最終日のみ17時まで)。今月27日まで。