
西八王子駅前周辺で9月6日・7日、「踊れ西八夏まつり」が開催される。主催は「西八商栄会」。
毎年夏に開催している同祭。2002(平成14)年に初開催し、今回で24度目。6日は阿波踊りとエイサー、7日は「YOSAKOIソーラン」をテーマに、市内外から参加するさまざまなチームが演舞を披露する。地元の飲食店やキッチンカーなどが出店する模擬店ブースなども設ける。
当日は、北口駅前の「駅前会場」、商店街の通り沿いに「西会場」「東会場」の3会場を設ける。両日共、最後は複数のチームが踊りを披露する「総踊り」で締めくくる。
6日はオープニング企画として、高尾幼稚園(八王子市東浅川町)の園児をはじめ、帝京八王子中学校・高校(東浅川町)チアダンス部、東京都立八王子桑志高校和太鼓部など地元の学生、創作ダンスチームなどがステージパフォーマンスを披露する。
7日は「駅前会場」で17時10分から、八王子を拠点に活動するバンド「フラチナリズム」のボーカル・エンターテイナーであるモリナオフミさんがライブを行う。「よさこい祭り」の本場である高知県高知市出身のモリさんが自身の「よさこい」をテーマとした楽曲を歌唱し、それを皮切りにチームが踊り始める演出も取り入れる。
毎年、ポスターのデザインは日本工学院八王子専門学校(片倉町)デザイン科の学生が手がける。今年は約70作品の中から商店会スタッフによる審査の上、同校2年の松川実祐さんの「はねて、回って、楽しんで」をテーマとした作品を採用した。全てのデザイン案を展示するイベントを9月1日~9日、「サザンスカイタワー八王子」4階の八王子駅南口総合事務所(子安町4)で行う。
商店会の同祭担当者はポスターについて、「若い人にも受けるようなポスターにしてもらえたらうれしいとだけ伝えて、皆さんに作ってもらった。今年は力作が多かった。八王子駅南口総合事務所で行われるポスター展でそれぞれの作品を見てもらいたい」と話す。
祭り当日は商店会と地元消防署、国士舘大学を拠点に心肺蘇生法の普及に向けて活動する「Heart Saver Japan(ハートセーバージャパン)」(多摩市永山)が協力。会場内に救護本部を設け、救急救命士を目指す学生がチームを組み自動体外式除細動器(AED)を背負って会場を見回り、必要に応じて救護を行うなど祭りの運営に当たっては安全にも配慮している。
「目立つことはないが救急救命士の卵による見回りなど地域のリソースを活用して、祭りの安心・安全に力を入れている。これは商店会だからこそできること。幼稚園児から大人まで参加でき楽しめるのがこの祭り。今年は模擬店も多く出るので、来てほしい」と同祭担当者。
西東京バスは開催時間中、北口ロータリーにあるバス停を発着する路線バスの乗降について、国道20号(甲州街道)沿いなどに設ける仮設バス停で対応する。バス停の変更時間は両日16時~20時59分。
開催時間は16時30分~20時30分。