
「高尾の森わくわくビレッジ」(八王子市川町)が9月1日、植物性食材のみを使った「プラントベース定食」の販売を始めた。
高尾駅からバスで約15分の場所にある同施設。文化・学習施設、スポーツ施設、野外活動施設などで構成する社会教育施設で、2005(平成17)年から京王電鉄などが運営している。
今回の定食は、館内にあるレストラン「カフェテリアろんたん」で販売する。京王電鉄と「カレーショップC&C」などの飲食店を展開するレストラン京王(府中市)が、朝・昼・夜のそれぞれの時間帯に合わせて定食メニューを考案した。
メニューは植物性食材のみを使い開発した。朝食は豆乳加工品を使い本物の卵を模したスクランブルエッグや、おからとこんにゃくを使った和風ベースのから揚げなどを提供する。昼食は7種類の野菜を使ったカレーなど、ディナーには野菜と大豆で作る「ベジタブルボールのトマト煮」などを提供する。どの時間帯もご飯とスープはお代わり自由。
京王電鉄の広報担当者は「『カフェテリアろんたん』では、これまでにも健康や環境に配慮した食材選びに取り組んできたが、さまざまなお客さまと接する中で、健康上の理由などで食事制限がある人にも、安心して食べられる食事を提供し、皆さまに食事をお楽しみいただきたいという思いを抱いてきた。その思いを実現する一つの形として、植物由来の原料のみを使った『プラントベース定食』にたどり着いた」と話す。
価格は、朝定食=1,400円、昼定食=1,600円、夜定食=1,800円。事前の予約が必要。提供時間は、朝食=7時30分~8時30分、昼食=11時30分~13時、夕食=17時30分~19時30分。