
「淳ちゃん寿司(すし)」(八王子市緑町、TEL 042-657-8700)が9月17日、オープン5周年を迎えた。
京王線・山田駅から徒歩3分、八王子緑町郵便局横にあるマンションの1階にある同店。18歳からさまざまなすし店で経験を積み、2015(平成27)年に「グローバル寿司チャレンジ」で初代世界チャンピオンとなった経歴を持つ地引淳さんが店主を務める。
すしは握り、巻物を取りそろえ、トロ・赤身・中トロの3種類をセットにした「本マグロ三貫盛り」(950円)、日替わりの「白身三貫盛り」(850円)、「光物の三貫盛り」(550円)、「貝の三貫盛り」(950円)といったセットメニューのほか、9月は北海道産生サンマ(2貫、700円)、イクラの巻物「イクラの向こう側」(1貫、450円)などが人気だったという。
そのほか、旬の刺し身盛り合わせや魚の煮物、焼き物、揚げ物、客の提案から生まれたものなどさまざまなフードメニューも提供している。ドリンクメニューは、日本酒やハイボール、ビール、サワー、焼酎、ワインなどを用意する。
地引さんは「メニューはオープン当時に比べて倍になった。サイドメニューもあまりなかったが、相当増えたのでだいぶ変わった。今はすし居酒屋的な感じになっている」と話す。「ランチタイムは主婦の方が多い。土曜・日曜は家族、平日は会社帰りや1人でふらっと来られる方が多い。客層は8割が八王子周辺の方。残りの2割には高尾山帰りの方などもいる」とも。
コロナ禍の中でのオープンだったこともあり、「その前に20~30年経験があるとはいえ、通常の状態を知らないままオープンしてしまった。コロナの時は勢いでやるしかなく、ぎりぎりだったがなんとか乗り切った。三重県伊勢から魚を産地直送してもらうなど、ここ1、2年でやりたいことができるようになった」と地引さん。
「コロナ禍で誰も来なかったとしても店は絶対に開けると決めた。ネットを使った集客なども真面目にやってきたこともあって、5年続いたと思う。この先の5年後、10年後を見据えて、第2、第3の世代もターゲットとし、お客さまとコミュニケーションを取ることを大事に一日一日を必死にやっていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時30分~14時、17時~22時。水曜定休。