
「八王子古本まつり」が10月10日、八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で始まる。
八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で行っている同イベント。2009(平成21)年10月に初開催し、以降、春と秋の年2回行っている。今回は5月以来の開催で33回目となる。
「新しいものも古いものもいい!」がコンセプトで、期間中、ユーロードの入り口から中町公園までの区間でさまざまなイベントを展開する。毎回、特集するテーマを設けており、今回は「建築」を特集する。
会場には市内外から集まった古書店24店が出店する。特集のテーマに合わせ、建築にまつわる古書やグッズを集めたコーナー、絵本、生き物、歴史、音楽などジャンルごとに古書をまとめたコーナー、歴史から芸能まで八王子や多摩地域にちなんだ物をまとめたコーナー、「一番の激戦区」という「3冊100円コーナー」などを設ける。
三崎町公園では、市民が読まなくなった書籍を1冊100円で販売する「商店街の古本チャリティー」を行う。売り上げは諸経費を除いて八王子市社会福祉協議会に寄付する。今春のイベントでは3000冊以上の寄付本が集まり、売り上げの中から約14万円を寄付した。同所では持参した絵本と好きな絵本を無料交換できる企画も行う。
期間中、地域で活動する団体がブース出展する「まちみせ横丁・ゆるゆるライフテント」のほか、中町公園では10月11日、13日は、地元ミュージシャンによるライブ「本音フェス」を開催する。同所では11日から13日まで、日替わりでキッチンカーも出店する。
同会事務局の清水栄さんは「八王子古本まつりは、既に15年にわたって行っており周辺の商店からも歓迎されている。八王子に豊かな本の文化を広げていくことを目的としてきた。今回は『商店街の古本チャリティー』をはじめ、さまざまな団体、企業が参加できるブースを用意するほか、中町公園でライブも開催する」と話す。
開催時間は10時~19時。雨天決行、荒天中止。10月14日まで。