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日野自動車が「ジャパンモビリティーショー」出展 コンセプトカーなど展示

小木曽社長によるプレスブリーフィングの様子

小木曽社長によるプレスブリーフィングの様子

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 日野自動車(日野市日野台3)が、東京ビッグサイト(江東区)で10月31日に一般公開が始まる「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティーショー)2025」にブース出展する。

日野自動車のブース全景

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 日野自動車は同館東展示棟6ホールに約770平方メートルのブースを展開する。出展テーマは2023年に続き、「人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献する」。初展示となる車両5台や、今年まで34回連続で完走している「ダカール・ラリー」の参戦車両などを展示する。

 初展示となるのは、小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」をベースにしたコンセプトカー「ポンチョドット」、10月24日発売の燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」に完全無人運転が可能な「自動運転レベル4」デバイスを装着したコンセプトカー、2026年春ごろ発売予定の大型観光バス「日野セレガ」、2026年夏ごろ発売予定の小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」の新モデル、2026年内発売予定の中型トラック「日野レンジャー」。

 AIでバス運転手の安全確認業務を支援する「バス車内事故防止ソリューション」、ごみ収集に関わる情報をリアルタイム記録・伝達するサービス「GOMIRUTO(ごみると)」などをパネルや動画で紹介する。オリジナルキーホルダーが入ったカプセルトイも販売する。

 西展示棟2ホール「Tokyo Future Tour 2035」の会場では、屋外イベントや災害時の現場管制室などとして活用できる「日野デュトロ Z EV」をベースとしたモバイルオフィスを展示する。東展示棟屋外臨時駐車場「モビリティカルチャーエリア はたらくモビリティ」では、宅配などで利用されている「日野デュトロ Z EV」を展示する。

 情報・通信システムの開発・維持・運用管理などを手がける同社子会社の日野コンピューターシステム(日野市日野台1)もブース出展し、さまざまな乗り物に後付け可能な、XR(クロスリアリティー)システム「Ride Vision」の体験などを行う。会場は東展示棟7ホール。

 今月29日に行ったプレスブリーフィングには日野自動車社長の小木曽聡さんが登壇した。小木曽さんは「カーボンニュートラル、デジタル化、人と物の移動の形そのものがかつてないスピードで変化しており、お客さまや社会のニーズは多様化し、より複雑さを増している。同時に私たちはエンジン認証不正問題を経て、信頼回復へ向けた歩みを重ね、事業再建と新たな進化に向けて動き始めている。人、物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献するという使命の下、これからも商品に磨きをかけ、社会とお客さまに価値を提供し続けていく」と話す。

 2026年4月の三菱ふそうトラック・バス(川崎市)との経営統合を控え、「新たな枠組みによって、仲間と共に商用車の未来をつくっていく」とも。

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