 
 
東京工科大学(八王子市片倉町)が現在、東京ビッグサイト(江東区)で開催中の「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパン・モビリティーショー)2025」にブース出展している。
同大では今回、スタートアップ企業や大学などがテーマごとに出展する「Startup Future Factory」に、「未来モビリティー研究センター」として出展している。
同センターは、モビリティーを軸に人工知能やデジタル技術などを活用した、さまざまな取り組みを行っている。今回は来年度に行われる「学生フォーミュラ日本大会」に向けて、学生が新たにデザインした車両の4分の1スケールモデルを展示しているほか、大学が所有するスクールバスを地域貢献に生かすため、バスの遊休時間を活用して行う自動運転実証研究などの取り組みを紹介する。
学生フォーミュラの活動は、八王子キャンパスに拠点がある工学部に加え、大田区の蒲田キャンパスに拠点があるデザイン学部の学生も参加して進めているという。
展示モデルのデザインを担当した、デザイン学部の学生は「今回は工学的なところからではなく、デザイン的なアプローチから形を作った。これまで車体が静的車検で落ちてしまい、走れなかったこともあった。それらのフィードバックを取り入れつつ、1世代前の車体をより改善するための要件をデザイン的に洗い出し形にした。学部を越えてタッグを組んで進めており、お披露目は来年になる。今、修士2年生なので、思いを次世代に引き継いでいければ」と話す。
 会場は同館西展示棟2ホール。同大の出展は11月5日まで。