「八王子いちょう祭り」が11月15日・16日、八王子市内の国道20号(甲州街道)沿いで開催される。
1979(昭和54)年から続く同イベントは今年で46回目。国道20号・高尾駅前交差点~追分交差点間にあるイチョウは1929(昭和4)年、多摩御陵(現在の武蔵陵墓地)完成を記念して宮内庁が植樹した。イベントは毎年、イチョウ並木の黄葉時期に合わせて開いている。同祭祭典委員会によると、昨年は約40万人が来場したという。
今年は「昭和100年」がテーマ。小仏~追分間にある12カ所の関所を巡る「関所オリエンテーリング」では、関所の焼印を押す「通行手形」(600円)に「昭和100年記念」の文言を入れた。「通行手形」と同祭りのキャラクター「むーちゃん」のアクセサリーをセットにした「昭和100年記念手形セット」(1,000円、限定100セット)を用意する。子ども向けに「むーちゃんせきしょめぐりスタンプラリー」も行う。
15日は高尾駅前交差点~多摩御陵入口交差点間の約1.2キロで「甲州街道マーチングバンドパレード」、16日は追分交差点を起点に約100台のクラシックカーが甲州街道を走る「交通安全・災害予防 クラシックカーパレードR」を行う。
陵南いちょう会館(東浅川町)の敷地内では、露店や模擬店、地域の専門店などが出店する「ふるさとバザール」や「全国・近隣地域 観光物産展 in 八王子2025」が展開される。陵南公園(東浅川町)では、16日13時から行われる「八王子いちょう祭りセレモニー」などのステージイベントが予定されている。長房市民センター(長房町)、浅川市民センター(高尾町)、八王子市中央図書館(千人町)、大型商業施設「iias(イーアス)高尾」(東浅川町)などでも企画を行う。
スマートフォンを使ったスタンプラリー「むーちゃんスタンプラリー」を10月20日から行っている。「関所オリエンテーリング」の各関所のほか、八王子市内にある日本遺産の構成文化財、昭和ゆかりのスポットなどを巡りデジタルスタンプを集める。
スタンプを6個集めた人に「むーちゃん」をモチーフにした壁紙を配布するなど集めたスタンプの数に応じて景品を進呈する。全てのスタンプを集めた人は「パーフェクト賞」として、「達成証」の画像ダウンロードに加え、日本遺産グッズセットなどを進呈する。景品は祭り当日に配布する。会場は陵南いちょう会館。
開催時間は9時~16時30分(16日は16時まで。関所オリエンテーリングは両日15時30分まで)。