「中央快速線209系1000代 鉄道古物販売会」が12月13日、豊田車両センター(日野市東平山3)で行われる。
JR東日本八王子支社(八王子市旭町)が企画した。209系は、1993(平成5)年に導入された通勤形電車で、中でも209系1000代は、中央線快速電車のグリーン車導入準備に伴う車両不足を補うため常磐線から中央線へと転属した。
今回は209系1000代で使われたさまざまな物品を販売する。運転台のメーターパネルや日よけ、客室案内表示器、ワイパー、機器箱ふた、銘板などに加え、客室で使われていた手すりやつり革、スピーカー、ライト、座席なども商品としてラインアップする。
乗務員室の扉や運転台前面の非常扉、運転台モニターが付いたメーターパネル一式、「マスコン」と呼ばれる主幹制御器などの希少アイテムは、JR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL ショッピング」でオークションを行う。入札期間は11月19日12時30分~30日22時。
取り扱う商品は約900点。当日は209系1000代にまつわる物以外に、乗務員などが使っていた懐中時計や乗務員かばんも販売する。JR東日本八王子支社としては、過去最大規模の鉄道古物の販売となる。
同社広報担当者は「車両メンテナンス社員、運転士、車掌、駅社員がセレクトし、部品取りを行った209系1000代のレアな鉄道古物を購入できる貴重な機会」と話す。
開催時間は10時30分~15時15分。参加には事前に販売する「時間指定入場券」が必要。10時30分~12時など、1時間30分ごとに全10枠を用意する。各枠定員21人(13時45分~15時15分のみ20人)。18歳以上が対象。
時間指定入場券の価格は2,090円(209系1000代の吊り革1本付き)。209人限定。11月20日12時から、JR東日本が運営するチケットサイト「JRE MALLチケット JR東日本八王子支社店」で販売する。