八王子市が2月13日、アニメツーリズム協会(千代田区)の発表した2026年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選ばれた。
「日々は過ぎれど飯うまし」とコラボした「桑都・八王子巡礼マップ」を制作
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」は、同協会が2018(平成30)年から毎年発表している。今年は全国33地域を選定した。八王子市が選ばれるのは今回が初めて。
八王子が舞台のテレビアニメ「日々は過ぎれど飯うまし」は2025年4月~6月、TOKYO MXほかで放送された。「ひびめし」の愛称で親しまれる同作には八王子市内にある実在の店やスポットが数多く登場し、主人公たちが通う「稲荷女子大学」のモデルとして東京都立大学南大沢キャンパス(八王子市南大沢)が使われた。
八王子市では2月17日、2026年度予算案に「アニメを活用した誘客促進事業」を盛り込んだ。文化庁認定の日本遺産「霊気満山高尾山」を観光資源として活用することを目的に、2026年度はキャラクターを描いたフォトスポットの設置、作中に登場する「聖地」を巡るスタンプラリーの実施、オリジナルイラストの製作、コラボ商品やコラボメニューの展開などを行う予定。
「ひびめし」とのコラボ第1弾として、「日本遺産『桑都物語』推進協議会」は作中に登場したスポットや日本遺産の構成文化財などをまとめた「桑都・八王子巡礼マップ」を製作した。3月4日から市内の観光案内所などで配布する。
初宿和夫八王子市長は「高尾山のにぎわいをいかに市内全域に広げるかが課題だった。今回、アニメの聖地として認定されたことによる巡礼効果には非常に期待している」と話す。過去、東京都立大学に職員として勤めていたこともある初宿市長は「かつて南大沢に住んでおり、アニメの中で東京都立大学の門などの風景が描かれているのを見た時は本当にうれしかった。訪れた方が八王子の新しい魅力に触れ、リピーターになっていただけることを期待している」と話す。
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」は、アニメを使った地域創生やインバウンド需要創出を目的に国内外のアニメファンの投票を踏まえて、権利者や地方自治体などと協議を行った上で、アニメツーリズム協会が選定している。広域八王子圏では過去、ゲーム「薄桜鬼 真改」や、2024年に放送された「しかのこのこのここしたんたん」の舞台として日野市が選ばれている。