京王電鉄は4月30日、JR東日本との連結通学定期券を誤って発売し、本来よりも運賃を多く取っていたことを明らかにした。西武鉄道、京浜急行などで同様の料金過収受があったことを受けて、社内で調査したところ判明したという。
運賃を多く受け取っていたのは、同社沿線の17駅で、定期券購入申込書の保管期限である昨年10月1日からこれまでに321件、額にして約50万円に上るという。原因については、同社とJR東日本の通学定期券の区分の間に違いがあることが周知されていなかったことに加え、発見する際、係員が操作を誤ったことなどが挙げられている。
過収受分については返金した上、新しい定期券を発行する。申込書の保管期限を越える昨年10月より以前の分についても、申し出があれば対応するという。