「多摩・武蔵野検定」ポスターデザインの公募が2月1日、始まった。応募を呼びかけているのは同検定事務局(日野市程久保2)。
同検定は多摩地区に関する幅広い知識を問うもので、2008年に開始。「タマケン」の愛称でも知られる。試験はこれまでに2回実施され、昨年は約900人が受検。試験に合格することによって与えられる「多摩・武蔵野マスター3級」418人、「多摩・武蔵野マスター2級」209人が誕生した。2010年度の試験日程はまだ発表されていない。
ポスター公募は初の試み。前回、前々回はプロのデザイナーに依頼していたが、「タマケンを身近に感じてもらい、市民と一緒に盛り上げたいと考え、一般公募することにした」と同事務局の太田さん。「多摩にはたくさんの大学があり、美術系の大学も、専門学校もある。デザインを勉強している学生さんたちにも応募していただきたい」とも。
すでに事務局には作品が寄せられており、中には「観光協会のボランティアガイドをしている69歳の男性からの応募も」と太田さん。周辺の各大学に募集の告知ポスターを送り、学生からの参加も促している。寄せられた作品は同検定実行委員会が選考し各賞を決める。最優秀賞に選んだ作品を2010年度の同検定ポスターのデザインとして使い、5月ごろから多摩エリアの公共施設や大学、金融機関、公共交通機関などに張り出す。最優秀賞受賞作品には賞金3万円を贈る。
応募方法などは同検定ホームページで確認できる。応募締め切りは3月31日。結果は4月20日にホームページで発表予定。