京王電鉄は6月17日、同社が運営する京王線、井の頭線で列車の運行に遅延が生じたときに発行している「遅延証明書」を、同20日以降、ホームページ上から入手できるようにすると発表した。
従来、遅延証明書は駅改札窓口で駅員の手によって配布していたが、混雑によってすぐに受け取れない場合があったり、他社線との相互直通運転や振替輸送の場合には証明自体が受け取れないことがあったりした。
20日からは京王線上り(新宿行き)、京王線下り(新宿発)、井の頭線上り(渋谷行き)、井の頭線下り(渋谷発)のそれぞれで5分以上の遅延が生じた際に、京王ホームページのトップページに設けられる「遅延証明書」のコーナーから該当する列車の遅延証明書をダウンロード・印刷することができるようになる。掲出期間は遅延が生じた日から8日間。駅改札窓口での配布も続けられる。
ホームページ上での遅延証明書の発行はJR東日本、東京メトロ、東急電鉄、小田急電鉄、東武鉄道などですでに実施されている。遅延が生じた列車に乗車していなくても入手できるため、証明書が必ずしも乗車を証明しないことに注意する必要があるという。