多摩商工会議所(多摩市関戸1、TEL. 042-375-1211)は3月28日、多摩市内のサクラの名所を巡る「多摩桜ウォーク2010」を行う。
同会議所では商工会議所20周年、多摩ニュータウン50周年、市政45周年の3つを迎える2016年に向けて「多摩桜プロジェクト」を実施。多摩地域のサクラ文化の歴史研究や現地調査、産業の形成、植樹イベントなどのさまざまな取り組みを行っている。
2008年から毎年春に開催している同イベントは今回で3回目。「多摩のサクラの名所を探訪すると同時に、多摩桜プロジェクトの参加と連帯を推進する行事」と同会議所の渡辺さん。1回目の参加者は50人ほどだったが、昨年は100人を超えた。「名木だったり、公園のサクラだったりとその種類と数に驚いていた」。
市内には約200種類のサクラが植えられており、公園をはじめとした「サクラ拠点」と呼ぶ花見の名所が各所に点在する。今回は小田急線・唐木田駅(多摩市中沢2)をスタート地点に、パルテノン多摩(落合)の大階段前まで約3時間をかけて探訪。旧家・川井家の庭先にある樹齢200年を超える市指定天然記念物「川井家の枝垂れ桜」などのサクラの名所を数多く巡る。「ランドスケープ・デザインの専門家による解説も加えながら、ゴールを目指す」と渡辺さん。
開催は10時から。参加無料。希望者は、ホームページや電話での事前申し込みが必要。