日野中央公園(日野市神明)で3月27・28日、サクラの季節に毎年行われている恒例イベント「スプリングフェスタひの」が行われた。
同イベントは市民による実行委員会が主催して毎年行われており、今年で8回目。出店や花の無料配布、カラオケ大会、フリーマーケットなど、さまざまな催しが行われ、約6,500人がイベントに参加した。
今年は、環境へのさまざまな取り組みを紹介する「環境フェア」も初めて開催。日野市では2008年度から身近なところで省エネを行っていく「ふだん着でCO2をへらそう事業」を行っており、「今回、市民団体・市内外事業所による環境への取組みを紹介する場として開催した」と市環境保全課の久保田さん。「これまでに約1万7,000世帯の皆さんから事業への参加をいただいている」。
市は昨年、この事業のシンボルとなるような省エネへの取り組みを表すマスコットキャラクターのデザインを一般から募集。全国から113件の応募が寄せられていた。今回、同イベントでこのマスコットキャラクターを初お披露目。27日に行われた「お披露目会」では、マスコットキャラクターとなった「エコクマ」「エコアラ」の2体がステージに登場した。
「キャラクターの問いかけに対し、多くのお子さんが元気良く手を上げて、しっかり答えていた」と久保田さん。「ステージから下りてきたキャラクターも多くのお子さんに囲まれるような状況で、市民の方々に親しんでいただけるものに仕上がったかなと安堵した」。キャラクターは今後、「市の各種イベントや子ども施設への訪問、ホームページや印刷物に掲載していくことを考えている」という。
このほかにも、テレビ朝日系で放送されている特撮テレビドラマ「天装戦隊ゴセイジャー」によるヒーローショーなどを実施。併せて、エコカーや太陽パネル、省エネ機器などを展示を行い、日野自動車や東芝など市内で事業展開する企業も環境への取り組みも紹介した。