ティアック、骨伝導ヘッドホンを無料貸し出し-試用体験で特性訴求

キャンペーンを行っている骨伝導ヘッドホン「HP-F200」

キャンペーンを行っている骨伝導ヘッドホン「HP-F200」

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 音響機器メーカーのティアック(多摩市落合)は現在、周囲の音と同時に音楽を聞くことができる同社の骨(こつ)伝導ステレオヘッドホン「HP-F200」を無料で貸し出すキャンペーンを行っている。

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 同社は1953(昭和28)年設立の老舗音響機器メーカー。「TEAC」ブランドに加え、ハイエンドオーディオなどの高級音響ブランド「ESOTERIC」や、放送機器などの業務用音響ブランド「TASCAM」などのオリジナルブランド展開。海外ブランドの製品も取り扱う。

 骨伝導方式は頭部や頚部(けいぶ)など骨への振動を通して音を感じる仕組み。耳をふさぐ必要がないため、周囲の音と同時に音楽を楽しむ事ができるヘッドホンが開発、販売されている。

 同ヘッドホンは2008年3月に発売。これまで大手家電量販店やオーディオ専門店などで販売してきた。しかし、骨伝導という特殊な方式を取っている製品のため、「取り扱う店は限られる」と同社広報課の中村さん。そこで、近くに取扱店がない人を対象に製品の貸し出しを行うことにした。

 キャンペーンは3月25日に開始。すでに50件を超える申し込みが寄せられているという。「用意しているのは10数台。お申し込みいただいた順にお待ちいただいている状況」と中村さん。申し込みは沖縄など遠隔地からが多く、現在申し込むと5月下旬以降の貸し出しになるという。

 貸し出し期間は10日間で、同社ホームページやファクスなどで受け付けている。締め切りは6月30日までだが、「キャンペーン期間を過ぎても、こうしたサービスは続けていきたい」と中村さん。

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