八王子在住のタレントでイラストレーター・涼本侑希さんがデザインした「オリジナル八王子グッズ」が現在、話題を呼んでいる。
涼本さんは八王子生まれの八王子育ち。CMのエキストラなどタレントとして活動しながら、「香坂真帆」のペンネームでイラストレーターとしても活動を続けている。
グッズを作るきっかけとなったのは、八王子のグッズがどこに売っているのかと尋ねられたことから。「地元にずっと住んでいても『八王子のグッズが欲しい』という発想が全くなかった」と涼本さん。「『八王子グッズがあったら欲しいですか?』と逆に質問したところ、欲しいと言われたので需要があると確信した」。
今年8月に行われた「八王子まつり」に間に合わせようと作業を開始。「仕事の合間にとりあえず2パターンのデザインを制作した。まずは手始めなので、簡単なデザインにした」。他の仕事などもあり、結果的には同イベントには間に合わなかったが、オリジナルグッズの販売サイト「UPSOLD」に「八王子してぃ」のブランド名で登録、販売を始めることになった。
デザインには八王子を意味する数字「802」を取り入れたもののほか、かつて八王子駅北口のロータリーに建てられていた「織物の八王子」のモニュメントを使ったものも。同モニュメントは通称「織物タワー」とも呼ばれて親しまれていたが、1997年に八王子駅北口の再開発によって撤去された。「古くからの八王子市民にとって、あのタワーが突然撤去されたのはショックだった。絶対タワーのデザインを入れたいと思った」と涼本さん。
Tシャツなど衣類のほか、トートバック(1,365円~)、エプロン(1,984円)などのグッズも用意。製品は注文後にプリントし、1週間から10日ほどで届く。今後はデザインのパターンを増やしていくという。「女の子が好みそうなデザインはすぐ浮かぶ。男性にも受け入れられるようなデザインも考えている」と涼本さん。