音響機器メーカーのティアック(多摩市落合)は9月17日、USBメモリーにラジオやCDの音源を録音できるコンポ「SL-D920」を発売した。
同製品は2006年2月に発売した「SL-D900」の後継モデル。前モデルではCDプレーヤーとAM・FMラジオのチューナーに加え、前面にUSBポートを搭載。USBメモリー内のMP3ファイルの再生に対応していた。レトロアメリカン風のデザインを採用し、6色のカラーリングを用意していた。
今回発売した新モデルでもデザインを踏襲し、昨年春ごろから企画を進めてきた。「堅実なこだわり派の室内を想定して、存在感のあるアメリカンレトロ調を採用した」と同社広報課の中村さん。「ポップなデザインでありながら、前モデルに引き続いて2.1チャンネルのスピーカーを搭載するなど、音の良さは老舗オーディオメーカーである当社製品ならでは」。
これまでのUSBメモリー内のファイルの再生に加え、128KbpsのMP3形式でUSBメモリー内に音声ファイルを保存できる機能がついた。「ラジオ、特にAM放送の語学番組や落語などの趣味を目的とした番組を視聴する人が多く、録音して繰り返し聞きたいというニーズが高かった」。内蔵タイマーを使ったラジオの予約録音機能にも対応。「聞き逃したくない早朝や深夜の放送番組の録音、毎日決まった時間に放送される番組の録音に最適」とも。
サイズは、横34センチ、縦19センチ、奥行き23センチ。重さは4.8キロ。カラーリングは黒、赤、白の3色。「インテリアや持ち物にこだわりのある20~30代から、シンプルな操作性とティアックブランドに愛着のある熟年層まで幅広い世代がターゲット」と中村さん。
価格はオープンプライス。