そごう八王子店(八王子市旭町、TEL 042-624-2511)で10月19日、地元八王子にスポットを当てた催事「八王子フェスティバル」が始まった。
同店では「地元八王子とともに頑張ろう」をテーマに「WE LOVE HACHIOJI」キャンペーンを展開。昨年秋には駅ビル「八王子NOW(ナウ)」と共同で「八王子フェスタ2009」を行い、好評を博した。今年は毎年秋に行われている八王子織物の振興を目的としたイベント「八王子繊維ファッション総合展」なども取り込み、規模を大幅に拡大。全館挙げて地元を盛り上げる。
メーンイベントは、今月20日から同店8階の大催会場で始まる「八王子うまいもの大会」。今年6月以来、3回目の開催。「お客さまからの反応は非常に良かった」と同店販売促進担当の宮坂さん。「八王子在住でもこの店は知らなかったという声が多数あり、八王子の食文化を再発見いただける催事になった」。
今回は初参加となる8店舗を含め、地元から計40店舗が参加。地酒や豆腐、梅干し、和菓子などさまざまな八王子の味が集まる。中でも、「前回少なかった洋菓子を強化した」と宮坂さん。「贅沢(ぜいたく)くちどけプリン」(351円)で知られる「Sweets Factory」(中野町)や、「菓子工房ヴェールの丘」(西片倉2)の「かぼちゃのプリンロール」(各日限定50本、1,050円)など、各店がそれぞれ趣向を凝らした一品を販売する。
初参加の中には京王プラザホテル八王子(旭町)の名前も。「ホテル1階で販売するスイーツを意味する『ホテイチスイーツ』を取り扱いたいと思い、半年前から交渉した」。今回はマカロン(5種類入り、1,250円)や多摩地域の酪農家による牛乳「東京牛乳」を使った「東京牛乳プリン」(380円)などを販売する。
「八王子繊維ファッション総合展」では、地元のファッション関連企業約20社が参加。八王子織物から生まれたネクタイや帽子などアパレル用品の販売や手織りの体験会などを開催。このほか、地下1階食品売り場と地元の店がコラボレーションする催しや、市内の福祉施設で作られた雑貨などを販売する期間限定ショップの出店、今夏の「八王子まつり」と併せて行われた写真コンクールの入賞作を集めた作品展なども行う。
営業時間は10時~20時。今月26日まで。