八王子駅前の西放射線通り商店街（ユーロード）で10月23日・24日、新宿から下諏訪まで延びる甲州街道をテーマとしたイベント「八王子メッセ『街道市』」が行われる。

　街道市は2001年、甲州街道の宿駅制度制定400周年を記念して始められたもの。今年で10回目。沿道地域の連携と交流を目的に、毎年秋に行われており、各地の名産品や特産品の販売、観光PRなどが行われる。昨年の来場者数は、3万5,000人。「昨年は盛況で完売したところも多かった」とイベントを運営する八王子商工会議所の巻田さん。

　メーンは各地の観光協会や商店などが参加して行う物産展。今年は八王子のほか新宿区や山梨県甲府市など、1都2県から41団体が参加する。「今年は10周年ということもあるので、できるだけ新しい店にも参加してもらおうと声を掛けた」と巻田さん。野菜や果物、ワインなど各地の特産品や名産品など、商店街沿いに37のブースを設ける。

　初参加は、あんドーナツで有名な「菓子処 植松」（山梨県上野原市）など6店舗。地元からは「八王子おいしい味の会」にメンバーによる菓子や豆腐など八王子で作られた名産品が並ぶ。このほか、今年9月に神奈川県厚木市で行われた「B-1グランプリ」で1位を獲得した甲府の「甲府鳥もつ煮」の販売ブースも登場する。会場内の中町公園（八王子市中町）では、テーマの「街道」にちなんで東京電力による電気自動車の展示も行われる。

　開催時間は10時～19時（24日は17時まで）。