高尾山にあるそば店などで1月22日から、「冬そばキャンペーン」が行われる。
信仰の山としても知られる高尾山では登山で疲れた参拝者に対して、消化吸収のよいそばと「とろろ」を組み合わせた「高尾山とろろそば」が知られており、ふもとから山頂までにはそば店も数多く点在する。同キャンペーンは地域振興の一環としてこのそばを広めようと、京王電鉄と同キャンペーン実行委員会が毎年1月から3月にかけて行っているもの。今回で9回目。
今年は、そば店計19店が参加。キャンペーンに合わせ、京王線・京王井の頭線の各駅で100円分の割引券3枚が付いた「高尾山そばマップ」を配布し、参加するそば店で500円以上のそば、うどんを食べる際に使える。マップ内の「スタンプカード」に各店でスタンプを集める催しも実施。「高尾山商店会」の食事・買い物券や京王グループの共通ポイント券などが抽選で当たるほか、19店すべてで食事をした利用客には「全店制覇賞」として「そば処19店制覇認定証」を贈る。
キャンペーン初日の今月22日には、ケーブルカー清滝駅前を会場に「振る舞いそば」のイベントを実施。当日は9時30分から試食整理券を配布し、訪れた客にその場でかけそばを振る舞う。
2月5日には高尾山薬王院(八王子市高尾町)で「高尾山献上そば行列」を開催。「門前町のそば店の店主たちが、新年のそばや自然薯(じねんじょ)など農作物の豊作を祈るために、そばを打ち高尾山薬王院に献上する」と同社。当日はみこしを担いで行列を作りながら同院までそばを運び、本尊に奉納する。イベントは13時から。
3月28日には小学校5・6年生を対象に高尾森林センター(高尾町)で「そば打ち体験」を開催。「実際にめん棒を使って『のばし』や『そば切り』など職人の指導のもと、楽しく体験する」。開催時間は13時~、14時~、15時~の3回。定員は各回5人で、事前の申し込みが必要。申し込みは2月22日まで。
キャンペーンは3月31日まで。