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「八王子織物」生かしネクタイなど商品開発-地元業者が展示即売会

「八王子織物」を生かした商品を開発・販売する大竹絹織の大竹秀治さん

「八王子織物」を生かした商品を開発・販売する大竹絹織の大竹秀治さん

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 八王子織物工業組合(八王子市八幡町)1階の展示場で1月19日・20日、地元に伝わる「八王子織物」を生かした商品の展示即売会が行われた。

「八王子織物」のデザインや技術を生かしたグッズを開発

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 八王子は「桑の都」とも呼ばれ、古くから養蚕や織物が盛ん。中でも織物については400年以上の歴史を持つ「八王子織物」など独自の産業が発展し、現在でも染色や縫製など繊維関連産業が数多く集まる場所となっている。

 今回は市内で織物業を営む大竹絹織(中野上町1)とインテリアショップを営む「サンテリア大川商店」(中野上町2)が協力して商品を開発。着物の柄を生かしたインテリアグッズや高尾山の「天狗伝説」から「烏(からす)天狗」のネクタイなどを作り上げた。市内で展示を行うのは今回が初めて。

 「もともと弊社は着物が原点。着物の技術やデザインなどを今に生かしている」と大竹絹織の大竹秀治社長。「弊社はネクタイからマフラー、カーテンまでいろいろなものが織れる。それが強み」とも。

 同社は自社ブランド「布職人」を抱え、織物の技術を生かしたインテリア雑貨の開発・販売などを行っている。今回は「八王子織物」を生かし、市内在住の書道家・大橋春男さんの作品とコラボレーションしたネクタイなどを発表。「カーテンがあったら同じ柄のクッションが欲しくなる。そのクッションがあったらベッドカバーが欲しくなる。そのようなセット売りを考えて戦略を立てている」

 「ミシュランなどで取り上げられているが、『八王子は織物の街』なのに織物の土産がない」と高尾山のグッズにも挑んだ。「八王子の織物土産としてこだわった」。今回発表した商品については自社のアンテナショップ「はぎれの店」などで既に取り扱いを始めており、今後他店へも展開していく方針。

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