京王電鉄と東京都交通局は2月5日、高尾山薬王院（八王子市高尾町）で行われる「高尾山献上そば行列」と連動して、臨時列車「高尾山冬そば号」を運行する。

　同列車は今月22日から高尾山周辺のそば店などで始まった「冬そばキャンペーン」に合わせて毎年運行しているもので、今年で6回目。キャンペーンでは、消化吸収のよいそばと「とろろ」を組み合わせた「高尾山とろろそば」を広める目的で、クーポン券付きの「高尾山そばマップ」などを展開する。今年で9回目。3月31日まで。

　「高尾山献上そば行列」は2008年から毎年行われており、今年で4回目。当日は高尾山周辺で店を開くそば店の店主や山伏などがそばや自然薯の豊作を願い、みこしの上に載せ担ぐ。みこしは高尾山薬王院の大本堂まで運び、本尊にそばを奉納する。

　今年の「そば行列」は2月5日13時からを予定し、臨時列車もこれに合わせて運行。都営地下鉄新宿線・大島駅から京王高尾線・高尾山口駅までの間を走る直通急行列車で、「高尾山冬そば号」のヘッドマークを付けて走る。大島駅を9時40分に出発、高尾山口駅には11時16分に到着する予定。「都営新宿線から京王線高尾山口駅まで直通運行するため、お出かけの際には便利にご利用いただける」と京王電鉄の広報担当者。

　事前の予約は必要なく、誰でも乗車することができる。乗車客には京王高尾線・北野駅から高尾駅の間で、車内で乗車記念のオリジナルマイ箸との引換券を配布。箸は麻袋に入ったもので、「高尾山冬そば」のロゴが入る。高尾山口駅に到着後20分間、特設コーナーで引き換える予定。