東京サマーランド（あきる野市上代継）で38年にわたって営業を続けてきたボウリング場「サマーボウル」が5月8日、営業を終了する。

　同園は1967（昭和42）年7月に開園。屋内外に設けられたさまざまなプールで知られるほか、ジェットコースターなどのアトラクションやボウリング場、ゴルフ練習場、テニスコートなどのスポーツ施設も併設する。

　サマーボウルは1973（昭和48）年8月に営業を開始。22のレーンの中にはガターが出ない「バンパーレーン」も設けるなど、誰でも楽しむことができるボウリング場として知られる。施設内にはレストラン「リバーヒルズ」やパーティーなどに用いることができるレンタルルームなどもあり団体にも利用されてきた。

　1992年の6万人を最高に、現在でも年間4万人を超える利用客がある同施設。今回の営業終了について、「営業開始から38年がたち老朽化が目立ってきたため」と同社開発企画課の和田さん。「時代の流れや企業としての方針などもあり営業終了が決まった」。今後については、「更地にするかどうかも含めてまだ決まっていない」という。

　営業終了に合わせ、4月8日からキャンペーン「38年間ありがとう月間」を開始。1ゲーム、大人550円、学生500円、子ども400円、シニア400円の通常料金を一律250円にする。「最後にお客さまに還元できれば」と和田さん。

　営業時間は11時～22時（土曜・日曜・祝日は10時から）。木曜定休。