西八王子のカフェ「HANA-B...!」（八王子市千人町2、TEL. 042-668-0023）で現在、市内在住のチョークアーティスト・MIHOさんの個展が行われている。

店内で展示されているチョークアート

　オーストラリアが発祥とされるチョークアート。オイルパステルなどの画材を使って看板やメニューボードなどを描いたもので、日本では2003年9月に「日本チョークアート協会」が設立。2005年には「日本チョークアーティスト協会」も活動を始め、それぞれチョークアートの普及・啓蒙活動を行っている。

　介護の仕事をしながらチョークアートを学んだというMIHOさん。「高齢者の皆さんが楽しみながら絵を描いているのを見て、何か教えることができないかと思った」。技法も何もわからない状態だったが、昨年8月にチョークアートのプロコース講座を修了。今年1月まで介護職の傍ら仕事をしてきたが、手が回らなくなってきたためチョークアートを本職にした。現在はオーダーを受けてウエディングボードなどを製作するほか、「自分で教室を開いてみたい」とインストラクターになるための勉強も重ねている。

　チョークアートは日本では「まだ歴史が浅い」とMIHOさん。材料も画材店だけでは全てそろわないため、ホームセンターで購入してきたボードを画板として加工するなどして作品を作り上げている。「オーダーをいただいた場合、打ち合わせを含めて3週間くらいはかかる」。描く際にはさまざまな色のパステルを合わせながら指で描くという。

　オープンは2009年5月で、席数は33席。店内には2週間ごとに入れ替えるギャラリースペースも併設する。今回同店を会場に選んだのは、「八王子が地元ということと、絵が目的という人以外にも見てもらえるから」。今回は計18点を展示し、作品はその場で販売も行う。「どうやって描くのかなどの質問を受けることもある」とMIHOさん。

　営業時間は9時～22時（日曜・祝日は20時まで）。2月28日まで。