京王電鉄バスグループ(府中市)は3月19日から、八王子周辺から富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)へ向かう高速バス「多摩~河口湖線」の運行を始める。
新設する路線は八王子市内の南大沢駅を始発に、京王多摩センター駅、聖蹟桜ヶ丘駅を通って、富士急ハイランド、富士吉田駅、河口湖駅まで走る。「多摩ニュータウン地域には大学や高校も多くあるので、皆さんの需要を喚起できるのでは」と同社営業部の逸見さん。「高齢の皆さんにも四季折々の催しや美術館などを楽しんでいただけると思う」とも。
土曜・日曜を中心に春休みや夏休みなど学校の休業期間、ゴールデンウイークなどにも運行。運転を行う今月19日~4月8日、4月28日~5月6日、7月1日~9月25日、12月23日~1月7日には毎日運転するという。運転本数は1日2往復。出発時刻は南大沢駅発が7時00分、12時30分。河口湖駅発が11時33分と16時58分。所要時間は渋滞の影響など運行する時間帯によっても異なるが、2時間から2時間30分程度を予定。
40人乗りのバスのうち、前列4列目と5列目を「女性専用席」に設定。席数は8席。女性1人の場合や女性グループによる乗車の場合は、同席を指定することができる。また、バスの往復券と富士急ハイランドのパスをセットにしたものも用意。事前にホームページから座席予約を取ったうえで、京王観光の各支店、JTBなどの窓口でチケットを受け取る。
運賃は片道1,700円。パスをセットにしたものは、大人=7,100円、中高生=6,200円、小人=4,400円。同社が運営するホームページ「ハイウェイバスドットコム」から予約できる。