八王子市戸吹町に4月1日、スケートパークなどを兼ね備える公設の総合運動公園「戸吹スポーツ公園」が開園する。
1982(昭和57)年から1997年まで市の一般廃棄物を埋め立ててきた「戸吹最終処分場」の跡地を利用した同所。今回は敷地面積9万8,000平方メートルの中にクライミング遊具を備える「クライムロック・クライムツリー」や「原っぱ広場」、テニスコートやグラウンドなどさまざまなスポーツ施設を整備した。
目玉は園内に設けられたスケートパーク。スケートボードのほか、BMXなど自転車でも楽しむことができ、ボウルエリアとストリートエリアを合わせた面積は4,100平方メートルと「日本最大の公設スケートパーク」をうたう。「行政が青少年育成の観点から自発的に計画し、ストリート系スポーツ愛好者が協調して計画に携わり、全国に誇れるパークが実現した」と市スポーツ振興課の清水さん。施設の整備に当たっては、スケートボードやインラインスケートなどの競技団体「八王子スケートボード協会」と設計段階から共同で事業を進めたという。
昨年8月には同会からの提案を受け、愛称として「プラネットパーク」と名付けた。「行政と利用者が協力し安心、安全でより良いパークに育てたいという思いと、若者が惑星のごとく輝ける場所であってほしいという思いをこめた」と清水さん。利用料金は、大人=500円、子ども=250円。貸し切りの場合は1日10万円(半面貸し切りの場合は5万円)。
園内の「サッカー兼ラグビー場」では、ナイター設備を備えた人工芝フィールド1面のほか、少年サッカーで使用できるフィールド2面を用意。利用料金は2時間5,000円(夜間照明1回3,000円)で、半面のみ利用した場合は料金を半額にする。
スケートパーク、サッカー兼ラグビー場の開場時間は8時~22時。ただし、計画停電の影響などもあり、当分の間は夜間の利用を中止するという。