八王子市と八王子駅南口地区市街地再開発組合は8月14日、JR八王子駅南口の再開発地区で工事が進められている「八王子駅南口再開発ビル」と再開発ビルを結ぶペデストリアンデッキの愛称を募集すると発表した。
現在工事が進められているビルは今回の再開発事業のシンボルとなるもの。高さ158メートル、地上41階、地下2階からなる超高層ビルで、2010年秋の開業を目指している。商業施設に加えて390戸の住居が設けられる複合ビルで、新しい市民会館や市の中央地域総合事務所(仮称)、地下には駅周辺を訪れる人が利用できる駐車場も開設される予定。
ペデストリアンデッキはこの再開発ビルと八王子駅南北自由通路の間を空中でつなぐ目的で設置される。現在、駅北口には「マルベリーブリッジ」の愛称を持つペデストリアンデッキが設けられているが、同様に、現在の南口駅前広場の2階部分に設けられ、駅南口から再開発ビルや周辺の商店街へと人を誘導する。
募集する愛称はビル、ペデストリアンデッキのそれぞれに対して行われる。1人でビルとペデストリアンデッキの双方に対して応募することができ、複数の愛称を応募することも可能。応募は市内在住・在勤・在学者が対象で、市のホームページやハガキ、ファクスで受け付ける。なお、応募する愛称には具体的な企業名や団体名、登録商標を含むことはできない。
応募締め切りは9月1日。愛称の採用者には記念品を贈る。同市担当者によると、8月25日現在、ビル=46案、ペデストリアンデッキ=33案の応募があるという。