そごう八王子店(八王子市旭町、TEL 042-624-2511)5階・美術画廊で7月5日から、地元八王子出身の日本画家・宮下真理子さんの個展「~百花爛漫~ 宮下真理子日本画展」が開かれる。
宮下さんは1975(昭和50)年長崎県生まれ。八王子育ちで東京都立南多摩高校(八王子市明神町4)を卒業後、東京芸術大学に進学。2006年には東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了した。日本美術院院友。玉川大学で非常勤講師を務めながら、昨年は岐阜県中津川市が行う公募展「前田青邨記念大賞」で青邨記念特別賞を受賞。今年も奈良県立万葉文化館が主催する「奈良県万葉日本画大賞展」で入選を果たしている。
宮下さんが、地元である八王子で本格的な個展を開くのは今回が初めて。「美術担当者が2~3年前から注目していた」と同店美術担当の花渕さん。「今後のそごう・西武各店での展覧会開催を視野に、作家の地元でもある八王子で開催することになった」とも。
今回は宮下さんがテーマとする花鳥のほか、八王子の自然を描いた作品など約40点を展示。「地元八王子周辺を中心に取材して描いた風景や『花暦』と名付けた12カ月の季節を描いた作品、再興日本美術院展に出品した作品などを交え展示する」と花渕さん。「博士の学位まで取得した絵巻物に関する研究や和紙に関する専門知識を生かした個性的な表現が魅力」とも。
7月9日・10日には宮下さんによるトークショーも予定。「地元八王子にちなんだ思い出や作品の解説をお話しいただく」という。両日14時から開催。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月11日まで。