京王線・小田急線の多摩センター駅前各所で8月10日、「多摩センター夏祭り2011」が始まった。

オリジナルうちわの展示

　イベントは今年で10回目。多摩センター地区連絡協議会（多摩市鶴牧1）が主催し、多摩センターのパルテノン大通りなどを会場に出店や踊りなどで盛り上げる。

　初日となる10日には多摩センター三越（落合）前の十字路に巨大なプールを設置。出店も並んだほか、プールではパドルボートに乗った子どもたちが楽しく遊んでいた。利用できるのはココリア多摩センターや丘の上プラザ（落合）など周辺の商業施設で2000円以上の買い物をした客など。小学生以下で、体重45キロ以下の制限が設けられており、遊べるのは1人5分まで。プールは12日まで展開。開催時間は11時～18時。

　週末には駅から続くパルテノン大通りでさまざまな催しを展開。14のテントが並んで縁日を行うほか、さまざまなフードカーも登場する。このほか、13日には「多摩太鼓愛好会」による太鼓の演奏や江戸芸かっぽれ、富山県に伝わる民謡行事「越中おわら」を「多摩おわら節同好会」が踊るなど多摩市周辺で活動している団体が「ご当地踊り」を披露。14日には多摩地区で活動する20の団体による「たまよさこい」も行われる。

　三越前の十字路に設けられる特別ステージでは13日・14日の2日間、多摩市に住んでいたこともある世界的テナーサックス奏者・松本英彦さんをしのんで「第9回松本英彦 メモリアルサマージャズフェスティバル」を開催。松本さんの妻で歌手の松本佳子さんも登場するほか、新旧のジャズバンドによる共演なども行われる。開催時間は13日＝19時～20時、14日＝18時～20時。

　ココリア多摩センター1階の正面入口ではイベントに先駆けて募集を行った「うちわデザインコンテスト」の作品を展示。「ふるさと多摩センターの夏」をテーマに行われたもので、応募作品から選ばれた「うちわ大賞」など各賞も発表する。受賞作品は来年のポスターデザインなどに使われる予定。

　開催時間は、12日まで＝11時～19時、13日・14日は11時～20時。今月14日まで。