京王電鉄は10月1日から、高尾山を舞台にした秋恒例のキャンペーン「高尾・陣馬スタンプハイク」を始める。

　1971（昭和46）年に始まった同イベントは今回で81回目。毎年春と秋に実施し、高尾山周辺の各所を巡りながら、指定された場所でスタンプを集める。秋は毎年10月から「高尾山もみじまつり」などが行われる11月にかけて実施。今回は国連の定める「国際森林年」を受けて国土緑化推進機構（千代田区）が同日から始める「高尾の森・ふれあいと学びのキャンペーン」と連動して開催する。

　高尾山頂から城山、景信山、陣馬山という3つの山と5つの峠を越える「高尾山～陣馬山縦走コース」などのハイキングコースを巡り、指定された場所でスタンプを押していく同イベント。スタンプ台は京王線・高尾山口駅やケーブルカーの清滝駅などのほか、高尾山薬王院、びわ滝などの山内にも設置。城山の出入り口に当たる「城山下」にある売店「富士見茶屋」と景信山、陣馬山では、土曜・日曜・休日のみスタンプを置くところもある。

　12カ所11種類のスタンプのうち、5種類のスタンプを集めることで隠されたクイズの答えを明らかにする「スタンプクイズコース」に加え、7種類のスタンプを集めることで応募できる「エキスパートコース」、11種類全てのスタンプを集める「パーフェクトコース」の3つを設定。コースごとに景品を用意し、「スタンプクイズコース」では、「高尾山の山野草寄せ鉢セット」「ケーブルカー・リフト往復乗車券＋さる園・野草園入園券」「『高尾山薬王院精進料理の会』招待」などが抽選で当たる。

　スタンプシートは京王線の駅などで無料配布。今年からA4二つ折りサイズに変更し持ち歩きやすくしたほか、トリックアート美術館（八王子市高尾町）など「高尾山周辺の店などで使える『平日限定クーポン』の案内も掲載している」と同社。

　11月30日まで。