八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で10月7日から、古書をテーマとしたイベント「八王子古本まつり」が行われる。
2009年10月に初めて開かれた同イベントは、今回で5回目。「ふるいのも、あたらしいのも、キラキラできる」をキャッチコピーに、「古書げんせん館」(八王子市高尾町)を中心とする八王子古本まつり実行委員会が主催する。
前回は今年5月に開催。「震災の影響で短縮バージョンだったが、今回は50を超えるテントで開催する」と企画に携わるシミズパーク24(旭町)の清水さん。「物語る」をテーマに据え、「こんな時代だからこそ、心に寄り添う物語が子どもだけではなく大人にも求められている。そんなものを集める」と話す。
メーンイベントの古書の販売では、東京・埼玉・千葉・神奈川の各都県から過去最多となる20店が参加。市内からは同店のほか、まつおか書房(明神町4)などが店を出し、一般書や美術本、児童書や歴史書など、さまざまなジャンルの古書を販売。商店街の店主が自分の本を放出する「商店街の古本露店」や「3冊100円テント」などテーマ別のテントも登場する。そのほか、ドン・キホーテ八王子駅前店(中町)前には、さまざまな絵本を集めた特集コーナー「物語る絵本・物語る物語」も設ける。
期間中、八王子の社会福祉施設や作業所で作られた手作り雑貨などを販売する「ゆるゆるライフスタイルテント」などさまざまなテントも展開。有機野菜を販売するほか、八王子のライブハウスに出演するミュージシャンによるライブと音楽関係の書籍やCD・DVDなどがコラボレーションする「音楽と本の幸せな関係@横山町公園」などのイベントも行う。
10月9日には喫茶店「憩」(三崎町)で俳優・いしだ壱成さんを招いたトークイベント「本心を語るということ」も開催。15時~18時。1,500円。定員は40人で、事前の申し込みが必要。10月8日には東京都行政書士会八王子支部による街頭無料相談会なども予定する。
開催時間は10時~19時。10月11日まで。