八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で10月15日・16日、新宿から下諏訪まで延びる甲州街道をテーマとしたイベント「八王子メッセ『街道市』」が行われる。
街道市は2001年、甲州街道の宿駅制度制定400周年を記念して始められたもの。今年で11回目。沿道地域の連携と交流を目的に毎年秋に開催されており、各地の名産品や特産品の販売、観光PRなどが行われる。
同イベントには、八王子のほか新宿区や山梨県甲府市など、甲州街道が通る1都2県の行政や観光協会などの団体が参加。今回は商店街中央に位置する中町公園(中町)までの間に40のテントを設け、それぞれが地域の野菜や果物などの特産品や菓子をはじめとした名産品販売、観光PRを展開する。「八王子からは青年会議所が『お菓子コンテスト』を開催するなどして盛り上げる」とイベントを運営する八王子商工会議所の担当者。
中町公園から横山町公園(横山町)までの間では、東日本大震災で被災した地域を支援するイベント「東日本大震災復興応援フェア in 八王子」を開催。同イベントは今年7月に同商店街沿いで行われた「夏の風物市」の際にも行われたもので、今回で2回目。「前回が来ていただいた方に大変好評だったこともあり再度開催することにした」と市産業振興部産業政策課の担当者。
今回は福島県の喜多方市や浪江町、茨城県日立市などから8つの団体が参加。16のテントを設けて特産物の直売や実演販売、観光案内などを展開する。実演販売では浪江町のご当地メニュー「なみえ焼きそば」や西会津町の「カレー焼きそば」などが登場。今回の震災で津波による大きな被害を受けた漫画家・石ノ森章太郎さんの記念館「石ノ森萬画館」(宮城県石巻市)も参加し、パネル展示やグッズの販売などを行う。詳細については、5日以降に市のホームページに掲載する予定。
開催時間は10時~19時(16日は17時まで)。