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たき坊、「ゆるキャラグランプリ」に参戦-都内では最多得票集める

中町の黒塀にたたずむ「たき坊」(写真提供=八王子市観光課)

中町の黒塀にたたずむ「たき坊」(写真提供=八王子市観光課)

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 八王子のご当地キャラクター「たき坊」が現在、今年のゆるキャラの人気投票を行う「ゆるキャラグランプリ」に参戦し、投票を呼び掛けている。

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 「たき坊」は、少林寺(八王子市滝山町)副住職の大石隆元さんを中心とした「八王子のゆるキャラを作ろう会」が展開するご当地キャラクター。昨秋からイベントに着ぐるみの「たき坊」が登場。今年3月には、「八王子市市民企画事業補助金」対象事業として採択され、市と協働する「ゆるキャラ」となった。

 今回の「ゆるキャラグランプリ」参戦について、「たき坊の誕生時からの念願」と大石さん。昨年、ゆるキャラさみっと協会(滋賀県彦根市)に「八王子唯一のゆるキャラ」として登録された時には、既にグランプリの応募受け付けは終了。今回、1年越しで願いをかなえた。

 8月には八王子駅近くのうどん店「武蔵野うどん たまや」(中町)で、「たき坊」をモチーフにしたオリジナルメニュー「トロロン狸(たぬき)うどん」の販売が始まるなど地元に親しまれつつある「たき坊」。9月28日時点で、全国29位の位置につけており、都内では最多得票を集めている。

 「ネット人口イコール人気ではない。それは承知している」と大石さん。それでも、「たき坊を応援してくれている方々はどんどん増えている。市民の皆さん、応援してくれる皆さんの気持ちが一つの形となって表れる」と期待を込める。

 現在、ツイッターなどで投票を呼び掛けているほか、市観光課も26日時点のランキングなどを盛り込んだ応援チラシを制作。PDFで配布を始めるなど地域を挙げて選挙戦を戦う。「皆さんと一緒に2カ月間の選挙を走り抜ける。たき坊を通じて皆さんの八王子愛は全国にどこまで届くのか」と大石さん。「故郷を思う気持ちを全国にお伝えするのみ。たき坊をきっかけに八王子が全国の方々に知られることも期待している」とも。

 投票は11月16日まで。

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