八王子で大人向け「デュエル・マスターズ」大会 1500人参加

当日は各テーブルで白熱した戦いが見られた

当日は各テーブルで白熱した戦いが見られた

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 エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)メーンアリーナで8月1日、カードゲーム「デュエル・マスターズ」の公認大会「デュエル・マスターズ グランプリ -1st」が行われた。

戦いはアリーナ上に埋め尽くされたテーブルで進められた

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 トレーディングカードゲームを扱う「フルコンプ」(横山町)が主催し行われた同イベント。「デュエル・マスターズ」はタカラトミーが発売する1対1の対戦型カードゲームで、4月からはテレビアニメ「デュエル・マスターズ VSR」も放送されるなど小中学生を中心に人気となっている。

 今回は大人を対象とした初めての「公認グランプリ」として開催。当日は1000人を超えるプレーヤーが対戦。予選を勝っても負けてもゲームが楽しめるスイスドロー方式で7回戦まで行った上で、予選を勝ち残った64人による決勝トーナメントを6回戦まで行い、10時から決勝が終わる20時ごろまで、10時間にわたってゲームを楽しんだ。そのうち、著名プレーヤーによる対戦の模様はニコニコ動画の「デュエル・マスターズ」の公式チャンネルで生中継され、1日で約8万6000人が視聴した。優勝したのは小学4年生から始めたという垣根さんで、予選1回戦では敗退したものの、その後、勝ち続け優勝にこぎ着けたという。

 大会に合わせて限定グッズの販売や作画を担当しているアーティストによるサイン会、カードを切って立体化する「シャドーボックス」の展示ブースなども設けられ盛り上がった。

 イベント開催に向けて動き出したのは今春から。「八王子で何かイベントができないかということで動き出した。『グランプリ』と題した1000人以上入る大規模なものということで、八王子の中でも駅から近くてアクセスも良く、それだけの人が入る場所ということからエスフォルタアリーナ八王子で行うことにした」と話すのは、企画に携わり「フルコンプ 八王子店」(横山町)を経営するインスパイア(横山町)の梅本政日児(まさひこ)社長。

 開催に当たってはタカラトミーも協力。「『デュエル・マスターズ』は14年やっているので、当時10歳だった子どもも20代前半に成長している。成長したユーザーがいて、こういう企画を待っていることを肌で感じていた」とカード企画部部長の佐戸さん。「これまでは店頭などの大会で子どもたちと一緒にやろうとしていたので歯がゆい部分もあり、テスト的に『グランプリ』を行うことにした。競技としての大会を行うのは歴史的に初めて。これから未来に向かって進めていく中、記念すべき第1回をフルコンプと行わせていただけた」と話す。

 イベントは事前申し込みがほぼ一晩で埋まってしまうなど好評。「パッケージができれば、半年、1年というタイミングで続けていけると思う」と佐戸さん。「店と一緒に力を合わせて新しいイベントをやっていくことが目標。八王子は第1回を行った聖地としてやらないといけない」とも。梅本さんも「初めてということで至らないこともあったと思うが、次につながるようにしていきたい」と期待を込める。

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