八王子市は4月1日、市内の下水道マンホールのふたをコレクションできるカードにした「マンホールカード」の配布を始める。

「スポーツ祭東京2013（東京国体）」の際にはデザインマンホールが設置された八王子

　国土交通省を主体に民間企業なども参加する「下水道広報プラットホーム（GKP）」と各自治体が協働し、下水道事業をPRする目的で作られた同カード。今回は第1弾として全国28都市・30種類のカードが発行されることとなっており、都内では23区と八王子市の2枚が発行される。

　カードにはマンホールのふたの写真に加え、そのマンホールの位置情報やデザインの由来などを記載。1955（昭和30）年から下水道事業を手掛ける八王子では、市内で約8万カ所ある下水道マンホールの内、約6万カ所で八王子に伝わる人形劇「八王子車人形」をあしらったデザインのふたが採用されており、今回はその中から試験的に20カ所ほどで採用しているカラーマンホールの1つをカードで再現した。

　市内約8万カ所中の1カ所となるが、カードに記載されている緯度と経度をネットで検索すると実際にマンホールがある場所を調べることができるため、「ぜひ見に行ってほしい」と事業を進める水循環部下水道課の浅野博秀課長。今回、先着2000枚の限定配布となるが、「様子を見て新たな展開も考えたい」と意気込む。

　事前予約や郵送での配布は行わず、1人1枚のみ。配布場所は八王子市役所2階の下水道課窓口。受付時間は平日8時30分～17時15分。