八王子の新市民会館、ネーミングライツ導入へ-命名権料は年間3千万円

新市民会館が入る「サザンスカイタワー八王子」

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 来春から運用を開始する新しい「八王子市民会館」(八王子市子安町4)の命名権者を公募する「ネーミングライツ・スポンサー募集」が6月1日、始まった。

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 現在の市民会館は1963(昭和37)年に上野町に開館。八王子駅南口の再開発に合わせ、11月に竣工する予定の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」への移転が決まっている。新市民会館は同ビルの地上41階中4階~10階のフロアを使用。開館は来年4月2日を予定し、7月から施設利用の予約受け付けも始める。

 ネーミングライツは、施設名を決める権利を企業などに一定期間譲り渡すもの。都内では現在、渋谷C.C.Lemonホール(渋谷区)、味の素スタジアム(調布市)などで採用されている。市がネーミングライツを採用するのは今回が初めて。「昨年11月くらいから検討を始めた。正式に行うことが決まった2月以降は地元企業などを巡り、告知もしてきた」と市学園都市文化課の担当者。

 募集対象は法人だが、市外からの応募も受け付ける。名称の使用期間は5年程度。年間3,000万円の命名権料を支払う必要があるが、期間や金額については相談に応じるという。命名権で得た収入は新市民会館の事業や施設運営に生かす。

 今月4日には希望者を対象に現地見学会を開催。すでに2つの企業から見学会への申し込みがあったという。企業のこれまでの社会貢献度や市の文化振興への貢献などを考慮したうえで、8月末に対象企業を決定。9月末には、命名権に関する協定を結ぶ予定。

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