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全国でのクマ出没多発を受け、初宿八王子市長が注意呼びかけ

初宿和夫八王子市長が11月21日、全国でクマの出没が相次いでいることを受け、市民や高尾山の登山客などへ注意を呼びかけた。今年の八王子市内でのクマの目撃件数は、11月18日までで33件。果樹や農作物の早めの収穫、ごみやペットの餌などの管理、やぶを刈って、クマが潜みやすい場所を減らすなどのクマを寄せ付けない対策と、早朝や夕方の山林・やぶへの注意、鈴などで自身の存在の知らせるなど遭遇しないための注意を行うように呼びかけた。「高尾山はツキノワグマの生息地で、これまでクマと人間の共存が図られていたエリア。いたずらに危険をあおるつもりはないが、注意をおろそかにしてもいけない。そういった自然環境の中で共に暮らしていると伝われば」と初宿市長。 狩猟免許取得に向け、11月13日に講習会の受講申し込みを済ませたと発表した初宿市長。政府が警察・自衛隊OBを対象に狩猟免許取得の講座受講を促すことを報道で知り、自分が要請対象になり得るとして受講を決めたという。「市長自らが率先して駆除するのではなく、クマが一度に出てきて、警察・自衛隊・狩猟関係者が対応できない最悪の事態の時に、狩猟免許を持っていないから何もできない、傍観する、打つ手がないという状況には陥りたくなかった。私が学ぶことで八王子の獣害対策に生かせることもあるとも思う。市民の皆さんに獣害対策について理解してもらいたいとも思った」と話す。

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