株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、『マルクのふしぎなかさ』(https://www.tokuma.jp/book/b660102.html) を4月25日(金)に発売いたしました。
【あらすじ】
ローズは、絵をかくのが大好き。おかあさんの誕生日に絵をプレゼントしたいのに、なかなかうまくかけずにいました。
夜があけるまえに、外をながめていると、ふしぎな男の子が窓辺におりたちました。
「ぼく、マルク。いっしょに、絵にかきたいものをさがしにいこうよ」
すると、ローズのからだがふわっとうかんで、窓からとびだしました。
マルクといっしょに町を進んで、噴水にのぼったり、塔をかけあがったり。
ふたりのあとを、ネコやおもちゃの王さま、人魚たちがついてきます……。
ヨーロッパの古都を思わせる美しい町を、楽しく遊びまわるマルクとローズ。ファンタスティックなイメージの広がる、色彩豊かな絵本です。
【松本猛からのメッセージ】
国民的画家といわれた日本画家・東山魁夷は、学生時代に留学したドイツの古都をこよなく愛し、中でもローテンブルクでは名作を何点も描いています。魁夷の研究もしている私は、足跡を追って何回もローテンブルクを調査し、街のたたずまいや建築や文化そのものが作品を生み出す力であることに気づきました。
あるとき、パラボラアンテナが、かさの形状に似ていることから、妖精が持つ不思議なかさが、古都の魅力をひとつひとつ吸いこんで大きくなっていく、という絵本のアイディアが浮かびました。
だれに描いてもらおうかと考えた時、たなか鮎子さんがひらめきました。街や建物を自在に描ける鮎子さんは子ども時代をドイツで暮らし、今もヨーロッパの古い町に住んでいます。彼女はローテンブルクの取材を重ね、古都の空気から素敵なファンタジーが生まれるみごとな小宇宙を描きだしてくれました。
この絵本の世界を楽しみながら、古い町の魅力に思いをはせていただければ嬉しいです。
【『マルクのふしぎなかさ』原画展&トークのご案内 】
・たなか鮎子絵本原画展『マルクのふしぎなかさ』
開催期間:2025年5月21日(水)~5月27日(火)
会場:ブックハウスカフェ(東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F)
https://bookhousecafe.jp/exhibition/content/1872
・松本猛&たなか鮎子 トークイベント
開催期間:2025年5月25(日) 15:00~16:30(要予約)
会場:ブックハウスカフェ(東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F)
https://bookhousecafe.jp/event/content/1873
【著者プロフィール】
松本 猛(まつもと たけし)
1951年東京生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館(現・長野県立美術館)館長、絵本学会会長を歴任。著書に『絵本とは何か』(岩波書店)、『ちひろ美術館の窓から』(かもがわ出版)、絵本に『白い馬』(東山魁夷・絵、講談社)ほか多数。
たなか 鮎子(たなか あゆこ)
福岡に生まれ、宮城県に育つ。ロンドン芸術大学大学院修了。2000年ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。2014年よりヨーロッパに活動拠点を移し、ロンドン・ベルリンを経て、現在パリ近郊在住。おもな絵本に『ふしぎなかさやさん』『クリスマスマーケットのふしぎなよる』(講談社)、『まじょのメルとひかるスープ』(小学館)、『ゆきのひのプレゼント』(世界文化社)、挿絵を担当した児童文学に『人形つかいマリオのお話』(徳間書店)などがある。
【書誌情報】
タイトル:マルクのふしぎなかさ
文:松本猛
絵:たなか鮎子
定価:1980円(税込)
発売日:2025年4月25日(金)
判型・ページ数:A4判・32ページ
ISBN:978-4-19-866002-4
発行:徳間書店
商品ページ:
【徳間書店】
https://www.tokuma.jp/book/b660102.html
【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/dp/4198660026
本件に関する報道関係者お問い合わせ先
【徳間書店PR窓口】
株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
pr★c-pub.co.jp(★は@に変換してお送りください)