鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)が現在、東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道(本社=岩手県盛岡市)を支援しようと、同鉄道のオリジナルグッズを販売している。
京王電鉄の鉄道事業をPRする目的で2000年にオープンした同施設。多摩動物公園に隣接し、鉄道模型のジオラマやプラレール、運転台からの風景を見ることができるビデオコーナー、オリジナルグッズの販売コーナーなどを設ける。
岩手県の三陸海岸沿いを走る三陸鉄道。北リアス線では宮古~小本駅間、久慈~陸中野田駅間のみ運行。南リアス線は現在でも全線で運転を見合わせており、運転再開のめども立っていない。そこで、同社を支援しようと、11月7日からオリジナルグッズの販売を始めた。
復興支援列車キーホルダー(400円)や復興支援写真集「つながれ ソウルトレイン 三陸鉄道」(1,360円)など今回の震災を機に製作されたもののほか、エコバッグ(860円)やオリジナルチョロQ「しおさい号」(1,000円)など10種類のグッズを販売。
販売開始から1カ月が経過したが、「お客さまの反響は上々」と同社広報部の河合さん。「『三陸鉄道の応援になるなら』ということで買っていらっしゃる方が多い」とも。来年3月末までは販売を続ける予定だという。
営業時間は9時30分~17時30分。入場無料。