八王子・南大沢駅近くのスーパー「スーパーサカガミ グランルパ南大沢」店(八王子市南大沢)で4月27日、秋田県横手市の特産品をテーマとしたイベント「秋田県横手市 日本酒と和菓子のコラボ祭り」が行われた。
大型商業施設「三井アウトレットパーク多摩南大沢」内に店を構える同店。以前から横手市の特産品を取り上げるイベントを年2回ほど開催。和菓子店「蕗月堂」(秋田県横手市)や秋田の地酒「天の戸」の蔵元である浅舞酒造(横手市)などとの関係がきっかけになったという。「店頭のチラシを見てお越しになる方も多く、いい反響を頂いている」と店長の林田さん。
2月中旬からは横手市の特産品を並べた常設コーナーを試験的に開設。「東京で常設できる店がないかと横手市のほうから話があった」と林田さん。横手市産業経済部マーケティング推進課の塩田さんは「スーパーサカガミとは以前からお付き合いがあり、相談させていただいた。幅広い年齢の方に来ていただけて、横手市の農産物などをPRできるのでは、と考えお願いした」と話す。
常設コーナーでは全体で60~70点ほどの商品を展開。「おいしいもの、お薦めしたいものを一番に考えてやっている」と林田さん。「お酒、お漬物、和菓子を軸として育て上げて、それからじっくりと増やしていければ」。塩田さんは他の地域でのイベント等と比較して、「ファミリー層が多い印象。いろいろな方がいらっしゃるので広く反応を知ることができるというメリットがある」と話す。
コーナー設置後では初となる今回のイベントは、日本酒と和菓子をテーマに据えて展開。店入口に設けられたブースでは蕗月堂の佐藤社長が自ら店頭に立って販売したほか、店内のコーナーでは浅舞酒造製造部長の柿崎さんが商品を紹介。当日は小雨も降る中での開催となったが客はひっきりなしに訪れた。今後もイベントは開催していく予定で、塩田さんは「常設で取り扱った以降も定期的にフェアを開催するなど継続していきたい」と意気込む。
営業時間は10時~21時。