バイク技術研究所(八王子市大塚)は9月15日、同社が販売している超軽量折り畳み式自転車「YS-11」シリーズの最新作となる2009年モデルを発表した。
「YS-11」シリーズは2006年11月から販売が開始された同社の折り畳み式自転車。国産旅客機「YS-11」の元技術者の手によって開発され、普通の折り畳み式自転車が10~14キログラムの重量であるのに対し、ボディーにアルミ合金を採用することで7.3キログラムと超軽量を実現したのが特徴。
昨年12月には電動アシスト機能を搭載した「YS-11ハイブリッド」も発売。インターネットによる通信販売を中心にセールスを展開し、今年7月にはシリーズ累計の販売台数が1,200台を突破した。
2009年モデルはフレームにつけられている「YS-11」のロゴを一新。また、これまでシルバーだけだったカラー展開に、「YS-11ハイブリッド」と廉価版モデル「YS-11ライト」にはブラックも追加した。このほか、前輪と後輪のブレーキを同じ「デュアルピボット構造」のものに変更する。同社の白井さんは「今年になってからの原材料費の大幅アップで現状の価格での販売が難しく」なったためと説明。「販売価格はやむなく一律2千円アップさせていただいた」(同)。
新モデルはすでに予約の受け付けを始めており、10月下旬の発売を予定。同社ホームページをはじめとするインターネットによる通信販売のほか、東急ハンズや一部の自転車専門店でも扱うが、新モデルのYS-11ハイブリッドはすでに「予約で一杯」だという。
2009年モデルの価格は、「YS-11」=71,400円~97,650円、「YS-11ハイブリッド」=106,680円~115,500円、廉価版モデル「YS-11ライト」=43,890円~51,240円。